『全プリキュア展』感想・『映画プリキュアオールスターズF』感想Final 二人が始めた永遠不滅

応援上映超楽しかったです。

 

 

新宿の夜でバカみたいに熱狂してました。

 

いや始まる前は死ぬほど緊張してたんですよ仮面ライダー応援上映は山ほど行ったけどそっちとプリキュアじゃ言って良いこと悪いこと全部違うだろうしでもいきなり大画面でスカイの変身流されてみんな滅茶滅茶盛り上がってたら俺だってそりゃテンションブチ上がるし(以下略)

 

何もかも考えずに盛り上がった70分超楽しかったですね。(2回目)

 

 

翌日ギーツのファイナルだってのに喉潰しましたが。

 

 

そのまま余韻に浸りすぎて続き書くまでに追加で3イベント来て年まで越しましたが。

 

横浜の全プリキュア展、非常に楽しかったです。

グリーティング3本遭遇できたのですが、『子供たちと一緒にスパイシーを呼ぶプレシャス』、『スタッフにもファンサするスパイシー』、『自分のコスチュームを着ている子供にファンサするフィナーレ』、『明確に自分にファンサして風の如く去って行ったブラック』と、見所が山ほどありました。

初めて参加したんですがグリーティングってこんなに楽しいイベントなんですか???

あと今年からキュアブラック推します。

 

 

それはそうとハトプリもいつか見ます。動機が不純すぎる。

 

 

そんなプリキュア展と同時開催された『プリキュアFリバイバル上映』、疲労もあったので行こうか迷いましたが結局行きました。さあやっと感想の最後の部分を書くべき時が来ました。このまま突っ走って完走しましょう。

 

なお最後の今回は箇条書き形式でお送りします。

 

 

 

(以前の感想)

h120106-blackhorse.hatenablog.com

 

h120106-blackhorse.hatenablog.com

 

h120106-blackhorse.hatenablog.com

 

 

シュプリーム、『不可解』の暴力

 

プリキュア見始めて6年目ですがこんな爆弾みたいなキャラとストーリー出ると思いませんでしたよ。

 

――「自分がこの世界で一番強いことを証明する」ために星々を渡り歩く地球外生命体が、辿り着いた地球で立ち向かった78人のプリキュアとの戦いに勝利し、しかしプリキュアの強さに興味を抱いた結果、消し飛ばした地球を再度創り直し自身も姿を変え、再構築された世界で『悪者から世界を救うプリキュア』として活動する姿こそがキュアシュプリーム。

 

他所の作品の設定が3、4個同時に混ざってません???

 

10作品15人のプリキュア中心のロードムービー系オールスター映画をプリキュア20周年の総まとめの面も盛り込みつつ作成することになりましたさあどうしますかと聞かれて、この答えを出すのは2次創作じゃ絶対に無理な出力の仕方しないと無理です。

 

特撮と一緒にプリキュア見てるオタクがみんな言及してそうなことを4か月遅れで言及するのもなんだが、仮面ライダーをテレビ番組『仮面ライダー』シリーズが放映されている世界に迷い込ませてヒーローの実在性を問う『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』、平成の終焉と共に平成仮面ライダーの凹凸さを開き直る『映画仮面ライダージオウOver Quartzer』、原作者に直接ヒーローの何たるかを問う『スーパーヒーロー戦記』と、真隣が周年作品で大暴れした際に発生した何かしらを変に浴びたような設定。

 

このシュプリームの設定、ただ『バカ強い』んじゃなく『バカ強い上にプリキュアに興味を持った』ところが味噌。コスチュームも妖精も世界観も、メタ的な物なら番組ロゴや変身バンクまで模倣してるのに、それら全部が何かしらずれている。

コスチュームのハートは上下逆さ、いつもプリキュアが助ける妖精に逆に戦うことを要求、悪者の解像度は高いが市井の人々は被虐者のモブとしか見ていないために、プリキュアの家族や友人は存在しない。

 

人外染みた価値観のズレとそれに伴う尊厳凌辱のキレが異常。

 

 

こんなアルセウスみたいな強さ持ってる上に、キュアシュプリームとしてもあの白緑装束から黒赤装束(通称シュプリームΓ)へのフォームチェンジまで持ってるとか「え?ここから勝てるプリキュアがいるんですか???」案件です本当にありがとうございました。

「いや、ほんとどうやって勝つんだ……」(by初見の俺)

 

 

 

「……あとなんでこんな設定がORTなんだ……」

※ ORT《オルト》:TYPE-MOON作品に出てくるヤバい宇宙生命体。触れたものを結晶化して吸収したり敵の能力を学習したりするドエラい蜘蛛。2023年1月にFGOで配信された『2部7章黄金樹海紀行ナウイ・ミクトラン』で筆者が戦った個体は『心臓が体から分離されても動く』・『蜘蛛状の肉体は実は角質で本体は円盤』・『戦っている間にサーヴァント・英霊召喚システムを学習し、本体が倒された瞬間に英霊と定義させた己を召喚し復活』とマジふざけんなテメーと言いたくなるスペック。最後のとどめを刺したのは自身の心臓の化身。これもプーカとダブる。なんでだ。

 

 

不撓不屈のひろがるスカイ

文字通り宇宙規模の強さなシュプリームΓが相手でも諦めないプリキュア一同。数々の攻撃を軽々とあしらわれつつも打開を信じてスカイとプリズム、エルちゃんにプーカを逃がすことに成功。

逃げた先でプレシャスとサマーの言葉を思い出して奮起し直したスカイとプリズム、エルちゃんに励まされたプーカ、ついに変身したマジェスティによる、最後の作戦が始まる。

 

と簡潔に書きましたがね。簡潔に書いちゃアカン話が混じってるんですよ。

 

 

 

その笑顔は見たくなかった!!!!!!

 

応援上映で本当に叫んだ台詞

 

いくらプリンセスのナイトとはいえねえ!!

姫と最低限の護衛だけ遺して死ぬ気の突貫するのはナイト失格でしょうが!!!!

ナイトなら最期まで自分が護りなさい!!!!!!

この幸せのナイト!!!!!!!!

俺はあなたのツバメにはなlj:9a-^:@aj;:@a@!!!!!!!!!!

 

応援上映で本当に叫んだ台詞(後半訳:俺はあなたのツバメにはなれないんですか)

 

 

復活の記憶

失礼しました。心のドキプリが出てしまいました。

 

 

ここのキュアハートがカッコ良すぎるのが悪い。(責任転嫁)

 

真っ先にミラクルライト振るスカイ・プリズムに駆け付け、「(愛の力で強く)なれるよ!」の一言で観客を安心させ、レジーナをカニ挟みで助けるかつての自分を見ながら「色々あったなぁ~」と嘆息したかと思えば後輩二人に両手を合わせて満面の笑みで「ごめ~ん! 遅れちゃった!」。

 

控えめに言ってカリスマでは?????

 

 

映画で初めてハート見た女児の皆さんの心キュンキュンに鷲掴みする言動しかしてませんよこの人。

 

私は初代とハグプリ以降しか見ていないので残りの作品の火力は測りかねますが、応援上映でどの作品が出てもヤバい歓声上がってたのでまあ全部ヤバかったんでしょうね。

 

ただ初代42話『二人はひとつ! なぎさとほのか最強の絆』は辛うじて見ていたシリーズだったのでここで引用されたことによる行間は分かりました。プリキュアの台詞を受けたシュプリームの「結局一人じゃ何もできないから群れてるんじゃないの?」に対するブラックの「そんなの当然じゃない!!(意訳)」は本当に痺れましたね。

 

なおその歓声の中で一際ヤバかったのはゆかりとあきらが見つめ合ってるシーンでした。というかゆかりさんの出てるシーン全部歓声ヤバかったな。マカロンがシュプリームに一撃喰らったところとか「いやあああああああああああああああ!!!!」ってその日一ドエラい悲鳴上がってたし……。

 

そして私は各作品の見えない火力に圧倒された果てにスタプリ40話『バレちゃった!? 2年3組の宇宙人☆』の「宇宙人疑惑によるクラス単位の無視をされたララを図書室でバックハグするひかる」という特大火力を初見で見逃しました。最悪。

 

"All for one Forever"

All for one Forever

All for one Forever

  • provided courtesy of iTunes

 

ここがこの映画で一番意味分からないとこなんですが本当にアレたった5分の映像だったんですか!?!?!?

 

オールスターズ78人の戦闘シーンを一気に詰め込むにあたって最高のモデルがハグプリ37話『未来へ! プリキュア・オール・フォー・ユー!』なのは全くもって賛成なのですが、あの回はまだプリキュア55人だったのに今回ほぼ同じくらいの尺で2.5倍のキャラを詰め込んでるから密度がおかしいことになってますよ。

 

鑑賞中脳内の千鳥が『ちょっと待てい!!』ボタンに20回は拳叩き付けてましたよ。

 

この先も語れるところまだまだあるのでさらに箇条書きで語っていきましょう。先に言いますがもうここまで無理くりやってた『F』縛りは無理です。

 

5秒しか映らないサポーター約50名

副音声アプリと一緒に鑑賞していた4回目の俺「あ、サポーターって枠組みなんだこの皆さん」

 

芳醇なプリキュアサポーターの皆さんを5秒だけで終わらせないでください!! 20秒は要るよこのシーン!!

 

そんなわけで初見で分かったのはキュアエコー筆頭の非レギュラープリキュアだけでしたね。あそこエコーとグレルとエンエンが一緒だったの本当にありがとうございました。近頃出る時大体どっちかだけだったので……。

 

 

あとこのムック本にここのスクショの一部載ってたのですがスタプリの観星中学校の皆さんいたなら言ってよ!!!!!!!!

 

超即席プリキュアユニット

 

目が足りない。(真顔)

 

とにかく5秒そこらでズバズバユニットが切り替わるから推しを探すのに瞬きしてる暇なんてありゃしませんよ。

 

誰がどこにいたかは多分これ見れば分かります。(解説放棄)

 

なおスターとミルキーはガッツリ分かりやすくて助かりました。

 

あとフラミンゴ先輩だけまた出るアニメ間違えてる。

 

奮起。キュアプーカ

 

私はキュアマジェスティの初変身で涙ぐんだ男です。(自己紹介)

 

小さな存在が勇気を振り絞って奮起する展開にめっぽう弱いんですよ私は。

 

ここでキュアモフルン・キュアペコリン・ロイヤルキャンディ・コメコメお子様ランチドレスも幻影で応援してるのも涙腺を刺激しましたよ。特にキュアモフルンは以前無料公開されたときに見て滅茶滅茶感情動かされたので一際でした。

 

 

そんで絶対抜かせないのがこのキュアエールの応援ですよ!!

 

さっきの映像で多分誰かはどこかにいますと言っておいてなんですがまあ初見で見逃した子も数名確実にいましたよ。その中の一人が『俺が初めて見たプリキュアHUGっと!プリキュアキュアエールで見逃したのちょっとショックだったんですよ。

 

とか思ってたら!!飛び出したプーカをシュプリームが握り潰そうとした瞬間に!!!!”あの”ポンポンが映った俺の歓喜と言ったら!!!!!!

 

 

オルメモのクライマックスでプリキュア54人が復活する中ただ一人ミデンの中に残ってミデンの中から彼を救おうとしたあの勇姿、5年経っても衰えてませんでした。

 

あそこで応援する手段を取れるのはエールだけで、それをただ一人理解し実行するのは本当に素晴らしい度胸の為せる業です。

 

 

このシャツの5人目6人目はこの映画が決めた。

 

『二人で』

 

そしてあの5分間の(物理的にも文脈的にも画力的にも)恐ろしい火力の激闘が終わってもシュプリームは生きていた。他のバトルアニメなら確実に消滅してたけどこれプリキュアですしね。

 

プーカ曰く「僕を創ったときにはもう変わり始めていた」。内心プリキュアに憧れていたが故に、自らも変えた。ついにそれを自覚したシュプリームは、プーカと共に『二人で』今度こそプリキュアになっていく。そしてエンドロールの最中、新たなアイテムを持つシュプリームが映し出されつつ、この映画は終わりを迎える。

 

この終わり方がさあ~~~~。ビックリするほど美しくてさ~~~~。ちょっと俺の知らん沼がまた見つかりましたよもう~~~~。とりあえず最後に持ってた通称シュプリームフォン? あれプレミアムバンダイで発売しませんか~~~~?

 

 

 

やっっっっっと感想書き終わりました。いや私をプリキュアに引き戻した作品なのでちょっと滅茶滅茶熱入ってしまいました。

 

この映画を見る前、私個人は実はプリキュアからしばらく離れていました。というのも別にプリキュアが嫌いになったとかいうネガティブな話ではなく、単に私が朝8時30分からテレビに噛り付くのが出来なくなっていただけです。1回寝坊して見逃した回を後から見ようと考えるのって実は意外とカロリー使いますね。

 

おかげでデパプリはフィナーレを映画でしか知らず、ひろプリも映画を見るまで一つも見たことがない状態でしたが、Fがあまりに面白く、その晩にアマプラでひろプリ1話を視聴し、そこから4か月かけてリアタイに追いつきました。

 

結果今日の最終回は非常に楽しかったし、あれだけ静まっていたプリキュアの熱は一瞬で戻りました。

来週からの『わんだふるぷりきゅあ!』、もう現時点で兎山悟くんにヤバい何かを感じているし、何より今からプリキュア達の『死別』を恐れる、例年以上の恐怖を味わっていますが、とにかく楽しみに放送を待つ所存です。

 

 

そして最後に降って湧いたこのイベントは全通します。

応援上映以外はライブビューイングで会おう!!!!